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講演会 過去の美しき日本を取り戻そう
―イエズス会士の見た古き日本

初秋の候、ますますご健勝のほどお喜び申し上げます。  さて、このたび当NPO理事の小川侃先生による講演「美しき日本をとりもどそう―イエズス会士のみた古き日本」のお知らせをさせていただきます。  お忙しいとは存じますが、是非お誘いあわせの上ご参加くださいますようご案内申し上げます。ご参加いただける場合は下記までお申し込みくださいますようお願い致します。
詳細
開催日 10月12日(日)
会場 エルイン京都 1F会議室
https://www.elinn-kyoto.com/access/
JR京都駅 八条口から徒歩1分
受付

午後1時半 受付開始

時間

午後2時〜午後3時50分

参加費

会員 無料
一般 1,000円(当日お支払いください)

申込先 NPO法人檜の会(締め切り日:10月 6日 )
講演「美しき日本をとりもどそう―イエズス会士のみた古き日本」参加の旨を以下までご連絡ください。10月6日締め切りです。
    電話 075-551-3653
    FAX 075-320-1639
    E-mail sokimi@hinokinokai.or.jp

通信内容 として以下をご記入ください。
当日お名前にてご確認いたします。
  • お名前
  • 住所
  • 電話番号
 
 
講演内容

はじめに

1. キリスト教の倫理と日本人のあり方(イエズス会)

2. スウエーデンの幸福感と日本の虚無感のあいだ。キリスト教と仏教。

3. 仏教とキリスト教の違い。お盆に祖先の魂は家に戻るのか。

4.「道理をわきまえていること」(フロイス)――社会の健康と国民の幸福。

今年の夏はとりわけ集中豪雨が激しく、しかも、たえず雷が鳴っていました。これは、新約聖書の最後の部分、世の終わりを扱った『ヨハネの黙示録』を思い起こさせます。特に 最近は日本国内で自殺も多いしまた他殺も多いのです。これも実は相互にかかわっています。世の終わりが来たのかと思わされました。今回は、キリスト教の倫理と日本人のありかたをイエズス会の宣教師の布教のあり方、日本文化礼賛、などを軸にしてお話しします。手がかりにするのはスウェーデンの映画監督のベルイマンの『第七の封印』という映画を取り上げます。ここには、神が存在するのか、私の魂はどうなるのか、真の意味での生の幸福とは何かが扱われています。彼の考えでは、幸福は家庭の中にあることになります。神の存在を問うことの仲にはありません。もう一つの私の問いは、なぜあのように急速にカトリック教つまり当時の言葉ではキリシタンが日本のいたるところに浸透したのか、ということにあります。日本人の優れた理解力と真摯さをイエズス会の人々が高く評価したことが基本的な要因です。フランシスコ・ザビエルははっきりと「日本人はイスパニア人に勝っている」といっているのです。

講演者経歴

小川侃(おがわただし)氏
京大名誉教授

1945年(昭和20年)8月11日、大阪府生まれ。
1969年3月 京都大学文学部哲学科哲学専攻卒業。
1974年3月 京都大学大学院文学研究科博士課程中退。
1974年 京都産業大学専任講師。
1978年 広島大学総合科学部専任講師。
1979年 広島大学総合科学部助教授。
1990年10月 広島大学総合科学部教授。
1991年4月 京都大学大学院人間・環境学研究科教授。
1996年 「現象のロゴスー構造論的現象学の試み」で京大文学博士。
2002年4月 京都大学大学院地球環境学堂および人間・環境学研究科両任教授。
2008年3月 京都大学を定年を一年早めて退任、同大学名誉教授。
2008年4月 人間環境大学学長。
2010年3月 人間環境大学学長退任、同大学特任教授。
2011年3月 人間環境大学特任教授退職。
2012年4月 甲子園大学学長。
2014年3月 甲子園大学学長を任期終了につき退任。
その間、ケルン大学フッサール文庫客員研究員、ドイツ連邦共和国アレクサンダー・フォン・フンボルト財団奨学研究員、イタリア哲学研究所(ナポリ)客員教授、カールスルーエ大学教授資格試験審査官をつとめる。 現在、ヒルデスハイム大学客員教授、豊田工業大学非常勤講師(2012年〜)、同文系アドバイザー。

著書

  • 『現象のロゴス 構造論的現象学の試み』勁草書房 1986
  • 『現象学と文化人類学 文化の多元論を越えて』世界書院 1989
  • 『現象学と構造主義 対決と調和』世界書院 1990
  • 『自由への構造 現象学の視点からのヨーロッパの政治哲学の歴史』理想社 1996
  • 『風の現象学と雰囲気』晃洋書房 2000
  • Grund und Grenze des Bewusstseins, Koenigshausen und Neumann,2001
  • Machiavelli e La Fenomenologia, Napoli 2003
  • 『環境と身の現象学 環境哲学入門』晃洋書房 2004
  • Essen ―Wissen, Muenchen: Iudicium Verlag 2008

共著

  • 『世界・地平・雰囲気 構造存在論と「新しい現象学」の視点からの研究 』多賀出版 1997
  • 『新現象学運動』梶谷真司共編 世界書院 1999
  • 『生命と環境』津田謹輔共編、京都大学学術出版会 2000
  • 『雰囲気と集合心性』京都大学学術出版会 2001
  • 『京都学派の遺産−生と死と環境』晃洋書房 2008

翻訳

  • 現代哲学の根本問題 第8巻 新田義弘共編 晃洋書房 1978.11
  • 『身体と感情の現象学』ヘルマン・シュミッツ 産業図書 1986
  • 『現象学の最前線 古代ギリシア哲学・政治・世界と文化』クラウス・ヘルト 晃洋書房 1994
  • "Interkulturelle Philosophie und Phaenomenologie in Japan", hrsg. von Tadashi Ogawa, Michael Lazarin und Guido Rappe, Muenchen: Iudicium Verlag 1998.
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